行かれへんねん ごめんなぁ」
「え‼ (絶句）」
しばらく がまん……
ゆがんだ 口元
大粒の涙が 流れた
「ママ 来てくれへんの？
見に来てほしかった～
なんで 見に来てくれへんの？
見に来てほしい～」
泣きながら 懇願…
そんなにも
見に来てほしかったのか
聞いてみて
はじめて わかった
パパに 話してみた
「ママに
見に来てほしいんやで
行ってきたら？」
そうやんなぁ
あんな 大粒の涙…
わたしは
泣いては いけない
わたしは
困らせては いけない
わたしは
望みを叶えてあげなきゃ
いけない
子どもの頃のわたしを
思い出した
ありがとう
見に行けて
本当に良かった
ママは
見に行きたかったんだ
見に行かれへん
じゃなくて
見に行かない と
決めていたんだ
（お仕事場の方々
遅刻させてくれてありがとう
お陰で 笑顔みれました）
教えてくれて
ありがとう😊
「よろこんでたやろ」
「うん めちゃ 笑顔やった」
パパは
いつも おばあちゃん
だったみたい
パパのお母さんは
いつも お仕事
だったみたい
パパのお母さんも
本当は
見に行きたかったんだよね
よろこんでいるよ
みんな
笑顔になってるよ
あなたの涙が
教えてくれた
わたしの中に
みんなの お母さんがいる！
