苦労をしたことがないんだ』と
そんな風に わたしのことを
見ている人がいる と
耳に入ってきた
あの時 …
『何⁈ 何も苦労なしに 生きてきたなんて!
ひとをバカにして‼』
こんな考えが 頭をよぎった
いやいや まてよ
父も母も わたしに
苦労なく 過ごして欲しいと
願ってくれていたはず
それならば
"苦労したことがない"
そんな風に わたしが
あの人の目に映るのなら
わたしは
父と母が望んだとおりの
苦労のない
生き方が 出来ているんだ‼
な~んだ
なんにも 問題ないじゃないか
わたしは こ~んなにも
毎日 楽しく過ごせているじゃないか
あの人の
言ったとおり
わたしは 苦労などと
感じたことが ないんだ!
簡単なことだった!