わたしのアンテナ~心地よく今を過ごせますように~

「あの時の私は 毎日、何をしていたのだろう?」と思うのがイヤなので、記録するという趣味である記録ブログです

驚きのメール

父が病った日(病名確定日)から約2週間経った頃
父から こんなメールが来たのです。



 毎度です。
 小生6月2日(火曜日)の朝、悟りを開きました。
 それいぜんは今の 体調は最低でそのうち良くなってくる。
   と思っていました。

 しかし、それは大きな間違いで
 今の体調が 最良であり、
   今日出来ることは明日できるとは限らないと言うことです。

 それを契機に今約束している 全てを丁寧にお断りし、
 次の展開 につなげました。以来気持ちも大変楽になりました。


このメールを読んで、私は大きな勘違いをしてしまいました。
今約束していることをお断りし、とは
抗がん剤治療を断わったのだろうと
勝手に想像し 慌てふためいて

どうして過ごしていくのが
父にとって 最良なのだろうか?全く わからなくなりました。


そして 詳しく父に聞いてみました。


 毎度です 
 〔約束している全てを丁寧にお断りし、
   次の展開につなげました〕の意味、

 それまでは今の体調が改善したらあれをやってこれをやってと
 心の中で予定を立てて行動しょうとしていました。が、
 思う様に体調は回復しないし、
 気のせいで 周りの環境はどんどん押し寄せてくる。
 だんだん切迫感に悩まされ つつあったとき、
   ふと何かを感じた。

 病気は宿敵ではない、共存すべきものだ。
 誰しも思いがけない悲しい事故以外は
   なにかしらの病気 (癌)でなくなっています。
 なら、結腸から転移したとはいえ
 沢山の臓器のうち一番かんじんな肝臓とは
   ちょっと気分良いではないですか 。
 だから、これからは体調にあわせて
   ゆったりした気持ちで過ごすつもり。

 急激な治療はせず、
 本村 さん(アドバイスを頂いた方)の言う
   今までの生活習慣を変え
 食事に気をつけてゆっくり 過ごしていきます。

 さて、治療の経過ですが、
 当初の ムカつきは2、3回で治まり胎教
   (妊婦さんの様に身体をいたわって!と私が言ったから)が
 良いせいか今は安定期に入って います。

 その後は副作用はなく、先日(22日)の診察では、
   採血結果は肝臓の転移は軽減していました。
 さらに、3か月くらい経ってから 
   と予想していたが29日にCT検査して確認します。

 その結果を診て、次の抗がん剤添加処方を考察します。
 経過は順調です。
 いいイメ ージへつなげまする 、心配不用です。
 ではまた


今 改めて読んでみると
父が感じていたこと すべてを感じることはできないけれど
心締め付けられる感じがした。

ツライ悟りの日だったのだろう。